【新卒エンジニア座談会】入社後の感想と身についたスキル、今後の展望とは?

出前館では新卒エンジニア採用を行っています。今回は2021年卒の新卒エンジニア3名に、なぜ出前館を選んだのか、実際に入社してからどのような業務に携わっているのかを聞きました。

目次

自己紹介

―まずは自己紹介をお願いします。

J.L(以下、J)

プロダクト本部プロダクト開発部マーチャント開発グループ所属です。この3人の中では私だけ文系で、大学では国連関連の勉強をしていました。地球社会で起きている問題への対策や、持続可能な発展に関する勉強です。ゼミでは空間情報学の先生の下で、災難時に使うマップの製作や、災難時にドローンをどう活用するかの方法を研究していました。

Y.A(以下、Y)

プロダクト本部プロダクト開発部マーチャント開発グループ所属です。大学時代は情報系の学部で、情報工学だけでなく人間科学も学んでいました。人のコミュニケーションに関わる研究をしており、人と人の会話や、人同士が会話している場をどうやったらロボットが支援できるのかという内容です。音声認識で付箋を空中に貼ってVR空間でブレストができるアプリを作って研究していました。

H.K(以下、H)

プロダクト本部プロダクト開発部コマース開発グループ所属です。大学では主に物性と制御といった計測工学を学んでいました。研究室では、マイクロ波の応用について研究していました。

出前館エンジニアを選んだ理由ときっかけ

―就職活動はどうでしたか?

J:

最初は留学生という強みを活かそうと思い、貿易会社や外資系商社など、母国語と日本語を活かせる企業を探していました。多くの会社説明会やOB訪問をするうちに、日本人の学生と同じ仕事もできるのではという自信がついて、就職活動の範囲・領域を広めました。

大学時代はUI/UXデザイナーの仕事をしつつ、プログラミングの勉強もしていました。文系出身ですし、手を広げるチャンスがなかったのですが、やってみたいと思ったときに出前館のエンジニア採用を知り、チャンスだと思いました。

Y:

大学院修士1年生の10月頃から就活を始めました。最初はUXデザイナーになろうと思っていたのですが、自分は本当にUXデザインがやりたいのかを確かめたく、某企業のインターンに参加しました。そこで自分がやりたかったことって、企画をするよりも技術が理解できて、動くものを作れるようなエンジニアなのかなと思い、エンジニアとしての就活を始めました。

今までは機能を追加すると便利にはなるけど、機能が増えると自然と人にとって使いにくくなるという考えを根強く持っていたのですが、研究室の先生が人にとって使いやすいデザインをするための研究をしていて、便利と使いやすさを両立できると知りました。どのように技術を使うと、人にとって新しい価値やより良い体験を作れるのかに興味が湧いたんです。

また、ある企業のインターンでは自分以外がみんな美大生だったのですが、デザイナーの人はピクセル単位で色に対するこだわりがあって、デザインをそこまで追求できるんだと衝撃を受けました。その時、自分は見た目よりも体験や機能、仕組みを新しくするほうに興味があると気づいたのです。技術を理解してはないとそのような仕組みを作れないから、エンジニアがいいなと思いました。キャリアパスとしてデザイナーからのエンジニア転向は難しいのかなという思いもあり、エンジニアでの就活に集中しました。

H:

私は先輩に性格的にエンジニアに向いているのではと助言を受けたのがきっかけです。

元々高校時代からゲームを作るのが好きで、プログラミングみたいなこともしていました。また、コミュニケーションが苦手なので、会社で働くって誰かと何かをするということなので、コミュニケーションコストを下げたいということもあり、自分には合っているんじゃないかと思い、エンジニアを志望しました。

―出前館を選んだ理由は何ですか?

J:

就活アプリからのスカウトが来て、選択肢に浮上しました。今後の出前館の成長を自分なりに分析してみたところ、比較対象として韓国にある「配達の民族」というフードデリバリーサービスの会社が、コロナ禍で成長しているという情報があったので、日本でもフードデリバリーサービスはさらに大きな成長があるのでは?と思いました。自分もそこに乗って一緒に成長したいという気持ちが湧きました。

日本には元々シェフになろうと思って来たので、食に興味もあり、食に関するサービスで、配達インフラも自社で作っている、そこでエンジニアとして仕事ができる、これらの理由から最終的に出前館を選びました。

Y:

就活の軸として、イノベーションを起こしたいという思いがありました。日常生活の中で、人がこれまでに体験してこなかったけれど、体験したらとても便利だなというサービスを作ることが、自分の中でのイノベーションです。ニッチな領域ではなく、世の中の人がみんな利用できて、これから体験してくれる人が増えるようなサービスをやっている事業会社がいいなと思いました。

今までは何かを選択する時に、ルーツがあって今だからこうやりたいという風に意思決定していたのですが、理由よりも"やりたい"という思いで選んでもいいのではないかなと思いました。今は技術がやりたいから、技術ができる会社に行こう。いくつか内定をいただいて選択肢は複数あったのですが、出前館のエンジニア職は大規模なWebサービスを支える新しい技術に取り組めるというのが決め手でした。

H:

6,7月に泣きながら職を探していて、自己PRやコミュニケーションが苦手なので就活エージェントに頼ったのですが、そこで紹介してくれた企業に出前館がありました。実は、高校時代からピザ店で配達のアルバイトをしていたので、出前館には親近感を持っていました。当時そのお店は、出前館からの注文だとクレジットカードが使えて、通常の電話注文は現金支払いでした。クリスマスなどの繁忙期には、現金支払いの場合、おつりがないという理由で配達先からお店に戻らなければいけないことも多く、出前館からの注文というだけで本当に拝みたくなる思いでした。出前館には個人的に恩義を感じていて、このエピソードを話したら採用してもらえるんじゃないかなという気持ちもほんの少しありました(笑)。 もちろん自社サービスに関われるという点も大きな魅力です。

新卒エンジニアの研修とサポート体制

―入社後はどのような研修を行いましたか?

J:

営業部の方と一緒に、同期全員でビジネス研修を2週間受けました。

H:

デリバリー研修といって、出前館のシェアリングデリバリ―(配達代行)の配達拠点に2日間行き、実際に配達もしました。現場をしっかり知って、そこで得た気づきなどを業務に活かす目的もあります。

J:

エンジニア研修というのもあったのですが、我々3人とも昨年の11月から内定者インターンに参加していたので、それはスキップして実務に入りました。インターンでは今の部署とほとんど一緒で、まずは降りてくるタスクをこなしていきながら、実務がどのように行われているかを経験しました。開発をする上で、どのようなスキルが必要か研究し、自分たちで勉強する形です。

Y:

スケジュールにゆとりがあって、新しいことができるような内容を選んでもらっていましたね。幅広く色んなことができるインターンでした。

H:

私は二人とはチームが違うのですが、インターンの時は、実務に携わる形で、実際使われるAPIを1つ書きました。

―メンターなどのサポート体制についてはどうですか?

J:

メンター制度、マネージャーとの1on1、人事担当者との2ヶ月に1回くらいの定期的な面談があります。安心して働けるなと思います。

H:

エンジニアの方々は考え方や話し方が自分に近いので、コミュニケーションが苦手だと自覚している私でも苦に思うことが全然なく、快適に仕事ができています。

入社後の業務内容と会得したスキル、チームの雰囲気について

―入社後から今まで、どのような業務を行ってきましたか?

H:

ビジネス研修が終わった4月下旬から、すぐに実務に入りました。

J:

私とYさんのチームは、飲食店さんのPOSと連携するシステムの技術が古くなっているので、新しい技術に変えようというプロジェクトに参加しています。既存のシステムをリプレイスしたり、新しい機能を追加したりという業務です。

新卒だからこそ、やったことのない仕事を先輩や上司の方にフォローしていただきながら色々と経験させてもらえているのかなと思います。自分のチームが作ったものと他のチームが作ったものを合わせる結合テストも、本来であれば新卒がやるレベルの仕事ではないのですが、仕様書を作るチャンスをいただいてやらせてもらっています。

Y:

パフォーマンスが悪くなっているSQLの改善をするために、実際にSQLの修正変更をしたり、性能が改善されているのか、負荷状態を確かめるためにサーバーのログを定期的に見たりしました。パフォーマンスがなぜ悪くなったのか、なぜ改善されたのか、解決策は妥当なものだったと報告するレポート作成も並行してやっていました。できることを徐々に増やしていこうという感じですね。

J:

業務委託の方も含めると15人ほどのチームなのですが、チーム内でたくさんフォローしていただいています。最初は一部分をたくさん経験することで全容を把握しておりましたが、最近は一人で任せてもらえることも増えてきました。

H:

私のチームでは、出前館のレビュー機能を新しくするにあたって、企画からこういうレビューにしたい、という要望が来るので、それを受けて業務にあたっています。ユーザーが店舗のレビューを書いた際のAPIを設計、実装していく形です。

具体的な設計書を書いて、実装が終わったらAWSを触ってみて、ベータ環境を作り、APIがしっかりと動くかテストをする。APIをたくさん叩かれたときの負荷試験や、このSQLで本当にいいのかを確かめる実行計画などをやっています。まだリリースされていないのですが、リリースまでちゃんと見届けた段階で、新レビュー機能の開発に一通り関われた感じになるのかなと思います。

―メインで使用している言語や、今後学びたい言語についてはいかがですか?

J:

私たちのチームでは主にJavaを使用しています。AWSを触る時はPythonのほうが役に立ったりするので気になっています。

Y:

Pythonは実務では扱っていないのですが、マネジメントコンソールを触らなくても実現したい機能が作れるフレームワークがあって、コストをかけずに作りたいものを作れる言語なので興味を持っています。インターンの時に少し体験させてもらって、どういうことができるのかはわかっているので。

H:

実務ではKotlinをメインで使っていますが、私もPythonを学びたいです。負荷試験で使う言語なので、気になっています。

―エンジニアチームはどんな雰囲気ですか?

J:

私とYさんのチームに関しては、マネージャーの人柄がそのままチームに表れている感じで、ポジションや役割に関係なくフレンドリーに話したり、冗談とかも言い合ったりできる環境です。

出前館はLINEから出向しているエンジニアの方も多く、LINEエンジニアの文化も身近に感じられます。フラットというか、自分から手を挙げたら、何でもやらせてくれる、いい文化が出前館にも浸透してきていると思いますし、チャレンジするチャンスがたくさんあります。

H:

私の周りには頭が切れる人が多くて、「こういうことがしたいです」って言うと、「こうしたらいいです」とすぐに的確に教えてくれます。わからないことがあったら聞いてと言われているので聞くと、必要なことがすっと返ってくるような感じです。過ごしやすく働きやすい環境です。入社前からある程度の予想はしていましたが、予想以上に快適でした。

今後の展望と就活生へのメッセージ

―出前館のエンジニアとしてどう成長したいですか?

H:

コミュニケーションが円滑なおかげで、素直に学ぶことや実務をもっとよくしようということに集中できているので、今後もたくさん学んで色んなことができるようになりたいです。向上心のある人にチャンスが多く巡ってくる印象があるのですが、業務に関係ない技術でも、たとえば家庭内でこれを自動化してみたというような話が、チーム内の日常会話でさらっと出てくるのです。私もそういう人間でありたいなと思います。

Y:

プロジェクトの中で色んなものづくりを体験させてもらっているので、実装がちゃんとできるようになりたいです。ゆくゆくは技術がしっかりとわかる技術者になって、新しいプロジェクトや企画をする際に、エンジニア側の意見を言えるようになりたい。実現可能性がわかるエンジニア、サービス作りに貢献できる技術者になりたいと思っています。

J:

自分は文系出身なので、今はエンジニアとしての脳を作っていく過程にあります。言葉の壁にもたまにぶつかったりするのですが、そういうことに関わらず、会社でしっかりと成果を出せるエンジニアになることが直近の目標です。3年後や将来は、プロダクトマネジメントに携わりたいと思っているので、その点も勉強しつつエンジニアの仕事を頑張っていきたいと思っています。

最後に

―出前館エンジニアの選考を受けるか迷っている学生へメッセージをお願いします。

J:

この記事を見ているのがまずチャンスの始まりです。出前館はエンジニアとしてすごく成長できるいい環境だと思うので、ぜひチャレンジしてほしいです。

Y:

新しいプロジェクトも多く、さまざまな技術に触れられて、エンジニアとして成長できるチャンスがいっぱいある会社です。少しでもエンジニアになりたいなと思う方は、ぜひ受けていただきたいと思います。

H:

コミュニケーションが取りやすく、話していて面白い人が本当に多い会社です。コミュニケーションが苦手だと思っている方、人間関係に不安があるという方でも大丈夫。安心して働ける環境、ということを伝えたいです。

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