出向中に当時の上長から転籍のお誘いがあったこと、また出前館での業務が楽しかったのが決め手です。出前館には1年の期限付きの出向だったため、合わなかったらいつでも戻ればいいや、という軽い気持ちで業務をスタートしました。前職は業務担当が細分化されていた一方で、業務を網羅的に把握して、山積みとなっていた課題をかたっぱしから解決しなければならない状態でした。まるで複雑に絡んだ釣り糸をほどいていくような工程でしたが、私にはそれがエキサイティングな体験だったこと、同僚との人間関係が良かったこと、またそういう姿勢も評価いただけ、当時の上長からお誘いをいただいたので、転籍というかたちで入社を決めました。

プレイングマネージャーとして、リソースが必要だと判断したプロジェクトには自分が入り手を動かしつつ、安心して任せられる業務はメンバーの裁量に任せています。出前館の総務では、ファシリティ、庶務、秘書、BCP、社内イベント、重要会議体、株式事務など多岐にわたる業務があり、自分たちが全社のインフラであるというイメージで効率化、ナレッジ化、仕組み化を推進しています。

まだまだ整備すべき仕組みや改善しなければならない業務はたくさんありますし、組織変更や事業のフェーズにあわせて業務が変わることが頻繁にありますので、そういった日々の変化に適応していきながら会社を良くしていくのはとても面白いことです。

出向したころの混沌とした会社の状態を、奮闘しながら改善したことが特に記憶に残っています。数年前までの出前館は、例えて言うなら外装がちゃんとしているお家に見えたので嬉々として玄関を開けてみると、中は散らかり放題という状態でした。当時はお世辞にも業務が整理されているとは言えず、ナレッジ化はおろか、目的やゴールもあいまいな状態だったため、なんとか組織が維持できている状態でした。

もちろんそれは成長過程の企業なら誰もが通る道なので、誰が悪いとかいうことは全くなく、「出前館は面白いフェーズにあるな、むしろ燃えてきたぞ」という熱い気持ちになりました。今では家の中が一通り片付いたので、綺麗な状態を維持すること、そしてより住みやすい環境にすることを目指して、日々業務の課題と向き合っています。

安心して働ける環境だと思います。出前館は中途採用で入社される方がほとんどで、いろんなバックグラウンドの方で構成されていることが要因にあげられます。特定の考え方にとらわれない多様性があり、能動的な人が尊重され、ちゃんと評価されています。


また私の上長が組織の雰囲気をとても大切にされている方なので、組織には常にポジティブな雰囲気が醸成されています。私は働くうえでいわゆる心理的安全性の高さを大切にしているのですが、今の職場にはそれがあると思っています。個人的な話ですが私が育児休業を取得する機会があった時も組織の皆で支えてくれたので、困った時に助けてくれる仲間がいるというのは、本当に心強いと改めて思いましたし、感謝の気持ちでいっぱいです。

「この人と一緒に働きたい」と思われる人になりたいですね。仕事とは「課題解決と価値創造」することだと思っており、少なくとも総務の領域では、それができる人にならなければいけないですし、そうすることで信頼とチャンスを得られると思っています。加えて仕事は人とすることなので、なんだかよくわからないけどこの人と一緒だと安心という感覚を持ってもらうことも大事なので、人間性も大事にしていきたいですね。

総務領域は幅が広くて、会社が変わると業務ががらりと変わるくらい多岐にわたりますが、それゆえの面白さというのもあって、まだまだ知らない総務の深みを探求しながら、日々精進していきたいです。

会社を作っていく経験ができるので、とても面白いです！日々業務改善に向けて取り組んでいますが、仕組み化しなければならない課題がまだたくさんあります。そんな全社に影響する制度を整え、改善して磨き上げていく経験ができるのはエキサイティングなことだと思っています。

また、出前館は上場企業なのでガバナンス意識が高いこと、適度な社員数で顔がわかる関係を築けること、働く場所や時間をライフスタイルに合わせて柔軟に変えられることなど、魅力はたくさんあります。私個人としては環境の変化を楽しめる方、改善提案や問題提起をしてくれる方とぜひ一緒にお仕事したいので、少しでも当てはまるとお感じられたらご応募お待ちしております。