出前館が持つ、「食」を通してさまざまな人々の生活スタイルに寄り添うことができる汎用性に、魅力を感じました。私は前職で専門性の高い業界で製品の良さを伝える業務を担当していましたが、次の挑戦として人々の暮らしに身近な商品やサービスなど、ターゲットを広げたときにも適応する表現力を磨きたいと思い転職活動をしていました。

また、前職でデザイン業務は経験させていただいたものの、さまざまな業務の一部として担っていたため、いつか「デザイナー」という肩書きで仕事をしたいという憧れもありました。そのような想いの中で出前館のビジネスモデルに興味を持ち、当時は広報PR職の募集でしたが、面接を通してデザイナーとしても挑戦させていただけることとなり、これまでの経験を活かしながらさらに成長できる環境だと感じ、入社を決めました。入社後、自分の名刺に「デザイナー」という肩書きがついた際には非常に嬉しかったです。

主にエンドユーザーに向けたキャンペーンのクリエイティブを制作しています。例えば注文時に使えるクーポン企画や、人気アニメやスポーツチームとタイアップをしたプレゼント企画など、実施するさまざまなキャンペーンをユーザーにお知らせするバナーやメルマガ、LP制作やコーディングが主な業務です。

加盟店や外部企業とタイアップする機会が多いので、出前館側で発信するクリエイティブだけでなく、タイアップ先でお知らせするクリエイティブの制作にも関わることがあります。そのため、ユーザーに分かりやすいように同じ企画でも出前館のカラーとタイアップ先のカラーの2パターンのクリエイティブを制作する場合もあり、いろいろな目線でデザイン制作に取り組むことができるのが出前館のデザイナーの特徴だと思っています。

他にもショップカードやポスティングチラシなど、オフラインのデザインも実施しています。幅広い媒体、デザインテイストでクリエイティブを手がけることができるのも、1つの魅力だと思います。

2021年11〜12月に送料無料企画があり、そのプロモーションで行った交通広告のプロジェクトが特に思い出に残っています。渋谷・新宿・池袋・横浜・川崎など首都圏で大規模な交通広告ジャックを行ったのですが、このような大々的なプロモーションに本格的に関わることが初めてでとても印象に残っています。私は、どの場所にどのようなクリエイティブを掲示するか、調整周りとアイデア出しを担当させていただきました。掲載箇所が多かったので、広告を見て回りたくなるように数ヵ所だけ通常と異なるデザインするなど、工夫と遊び心を大事にしながらの進行はとてもやりがいがありました。駅構内や電車内、ホームドアなど、さまざまな場所にクリエイティブが掲載されているのを目にした際にはとても達成感がありました。

また、直近2023年12月にはCM企画にも関わり、CMの放送日に合わせたキャンペーン企画やティザー企画のクリエイティブを担当したことも印象に残っております。自宅のテレビや街中など、日常の中で目にするクリエイティブに関われる機会があるのも、やりがいだと感じます。

マーケティングコミュニケーション本部では、出社と在宅を使い分けた働き方ができるので、例えば集中して作業をしたいときは在宅勤務、確認や相談をすぐにしたい場合は出社勤務など業務の進捗に合わせたり、家庭の都合がある場合はフレックス制度を活用して早めに退勤したりと、自分の働きやすい環境に調整することができると思います。

また、私の所属するセールスデザイングループでは、1つの案件を1人のデザイナーがデザインからコーディングまで一貫して担当しているのが特徴で、使うツールも案件の効率面や入稿形式によってさまざまです。作業をする際は1人で黙々と実施する場面もありますが、時にはお互いの持っている知識やスキルを共有し合いながら和気あいあいと連携して進めることも多く、メリハリのある雰囲気です。

一人ひとりが自分の力を存分に発揮しながら、いきいきと働ける環境を作るのが私の目標です。私の所属するセールスデザイングループでは、コーディングが得意な方、派手なテイストが得意な方、情報整理が早くシンプルなレイアウトが得意な方など、素敵な仲間がたくさんいます。企画の目的や目標に合わせてメンバーをアサインし、キャンペーンの効果に貢献するだけでなく、デザイナー自身の成長にも繋がる経験の場を多く作っていこうと思います。

出前館ではさまざまなアニメやタレント、外部企業とのタイアップが数多くあります。それぞれの世界観と出前館らしさを表現するのは簡単なことではないですが、そこが魅力でもあります。そうした部分に楽しさを感じられる方はとても向いていると思います。一緒に「出前館ならでは」のクリエイティブ制作に取り組み、切磋琢磨していきましょう。