出前館エンジニアのワークスタイル密着編

出前館のサービスを支えるエンジニア部隊。元々大阪と東京に分かれての開発に加え、リモートワークが推奨されるニューノーマル時代を迎えた今、彼らは日々どのような活躍をしているのでしょうか? 日々の業務や出前館で働くことの魅力について、出前館プロダクト開発グループのメンバーに話を聞いてみました。

目次

月曜日

基本的に月~金の稼働となる出前館のエンジニアにとって、月曜日は1週間の始まり。デイリースクラム(朝会)からスタートします。オンラインホワイトボードツールmiroを使ってその週のタスク整理や案件の進捗確認をし、各々の業務にあたっていきます。

週に2日程度出社をしてコミュニケーションをとっているチームもありますが、出前館のエンジニアはリモートワークをしている人が大多数を占めています。そのためミーティングはZoomを活用して行うことが多くなります。リモートワークだと目の前に相手がいるわけではないので、話すタイミングが重なってしまったり、本当に理解しているのかどうか読みにくかったりという難点がありますが、決定事項を繰り返し確認する、誰かに質問をしたい時はまず相手の名前を呼んでから議題を話すなど、情報の取りこぼしがないように進めています。

出前館開発チームのメンバーによると、コミュニケーション形成がしっかりされているので、ミーティングは発言しやすい雰囲気とのこと。

火曜日

火曜日は、チームによってはミーティングが少ない日です。基本的に作業日として稼働し、プログラミングや進行している案件の悩み事に対して向き合うことが多いかもしれません。エンジニア同士の相談や話し合いの多くは、基本的にはSlackを活用し、ミーティングはZoomで行っています。出前館エンジニアの場合、社用携帯にSlackを入れており、土日等も障害がないかなど気付けるように手元に置いています。

案件に行き詰った際は、まずSlackで、どんなことに困っているのか、考えている解決法が合っているのかなどをわかりやすく伝え、テキストベースでは解決しなさそうであればZoomミーティングを行います。11時~17時で固定のZoomを設定しているチームもあり、いつでもそこでコミュニケーションをとれる体制が整っています。

出前館の過去の知識がないため、古くから出前館で働いているエンジニアに聞かなければわからないことが多かったり、インフラの構成を開発側で考えた時に、運用グループへの相談が漏れてしまい対応が後手になってしまったりするのは、相談ケースとしてよくある悩みなのだとか。

水曜日

週の真ん中、水曜日。午後にはティータイムが設けられているチームもあり、仕事以外の話や雑談を楽しむための息抜きとして参加するエンジニアが多くいます。

実際のティータイムの様子。新メンバーの自己紹介や、今ハマってるものなど、リラックスした雰囲気で話しています。

この日は今年4月に入社したばかりの新卒との1on1も。先輩社員が、新卒の困りごとや悩みごとを聞いています。また2週間に1回、メンバーとマネージャーで1on1を実施しているチームもあります。業務に関する相談のほかに、それぞれのキャリアプランを踏まえた上で出前館エンジニアとしてどうするべきか?どんなことができるのか?などを話しています。

シェアデリ開発チームでは週2~3回設けている開発パートナーとの定例ミーティングが行われたり、出前館開発チームではプロジェクトの朝会後は作業日としてあてたりと、稼働の仕方は様々。ペアプログラミング(技術に詳しいメンバーからレクチャーを受けながら一緒にプログラミング)を行うエンジニアもいます。

また、新しい案件が発生した際の開発スタートまでの流れはチームによって様々*1です。

*1チームごとの新規案件発生から開発スタートまでの流れ

▼POS連携(出前館システムと加盟店システム間のAPI連携)の場合

  1. 営業が担当加盟店から注文情報をAPI連携したいなどの要望を受け、システム側に相談。

  2. 営業とプロダクトでミーティングを実施。案件・要望を具体的に把握し、案件が多ければその場で上長が優先順位をつける。

  3. 3者間(出前館営業×出前館プロダクト×加盟店)で仕様やリリーススケジュールなどをすり合わせるミーティングを実施。

  4. 不足があれば再度ミーティングを実施したりメール等のやりとりで詳細を詰めていく。※案件のスピード感や内容による。

  5. 開発スタート

▼出前館サービスに関する開発の場合

  1. プロジェクトの目的や案件内容、アサインメンバーがチームミーティング等で共有される。 ※プロジェクトを進めるにあたり誰が適正なのか再度検討する。(メンバーが追加されることもある)

  2. プロジェクトは、マネージャー、リードエンジニア、メンバーエンジニアで基本構成される。マネージャーがタスクを切り、リードエンジニア、メンバーエンジニアに仕事をふる形で開発を進める。(スクラム開発)

  3. デイリースクラムで進捗状況を確認。月曜日は今週1週間のタスクを決め、水・金は進捗+進めるうちに湧き上がってきたTODOを報告したり、困りごとの相談をする。

▼シェアデリ関連の開発の場合

  1. 企画チームから案件が降りてくる(画面の〇〇を改修したい等)。突発的なものもあれば、前々から相談を受けており長期間調査してからリリースするものもある。

  2. 軽微なバグは開発内で直してリリース。

<過去の例>カスタマーから画面の〇〇にバグがあると18時に連絡がある→報告から短時間で原因を突き止め、直してテストし問題なければ当日リリース。

  1. 改修範囲の大きなバグの改修:企画側へバグの内容を報告し、改修に伴いリソースを割いていいかなどを相談。開発と企画側の温度感の違いもあるため、今本当にやるべきことなのかなどの擦り合わせを行う。

  2. チケットをきる(タスクの登録):今やるべきものとそうでないものについてステータス管理をする。

  3. チケットの管理:週3回のチーム定例でタスクの状況確認をし、チケットのステータス共有をする。

 

※上記は一例で、開発の流れはプロジェクトにより異なる場合があります。

木曜日

木曜日はチームによってはミーティングが少なく、デイリースクラム後は基本的に作業日として稼働するエンジニアが多い日です。また東京と大阪など離れて開発をしていたり、チームを横断してコミュニケーションをとる機会が少なかったりするため、相談や雑談ができる場を作る目的で、出前館プロパーエンジニアだけの夕会も行われます。

黙々と作業をしている際に、システムエラーが出るなど何らかのトラブルが発生することも。そうした緊急事態発生時にはSlackに障害発生のアナウンスが流れ、メンバーに召集がかかります。

まず障害が発生している起因を探り、すぐに直せるのか、時間がかかるのかを切り分けます。すぐに直せそうであれば修正してリリースし、時間がかかるようであれば前の状態に戻すなどの対応をとります。緊急のミーティングもZoomで行われます。

システム障害などが発生した際は、稼働時間外に対応することもあります。また、リリース内容によっては出前館の営業時間内に行うことが難しいケースもあるので、その場合は早朝/深夜(営業時間外)にリリース対応を行います。早朝リリースでは6時~6時半、深夜リリースでは2時以降になることがあります。

金曜日

1週間を締めくくる金曜日は、ミーティングが多めの1日。チームごとに1週間の総括とKPTの共有が行われます。K/良かったこと、P/困っていることや問題点、T/トライ(Pに対して)について話し合い、次週やるべきことを整理していきます。

日次で業務の整理は行っていますが、週末は1週間の振り返りをして残タスクがないかの確認をします。残タスクがあれば翌週のタスクに回しますが、土日をはさむと忘れてしまうこともあるため、金曜は切りのいいところで仕事を終えるように心がけているエンジニアが多数。また、週明けすぐの月曜日・火曜日に行われるミーティングの議題をまとめたり、金曜日の定例ミーティングで翌週のタスクを確認し、チケットにあげておいたりなどもします。

1週間を通してリモートワークが多い出前館エンジニア。自宅の作業環境は人によって様々で、ゲーミングチェアにモニター2台を装備し、しっかりと作業できる環境を整えているケースもあれば、Mac一台あれば充分というミニマルなエンジニアもいます。リモートワーク中の昼食に出前館を利用する人が多いのは、出前館エンジニアならではのワークスタイルかもしれませんね。

出前館エンジニアの1週間、いかがでしたでしょうか?現在は、新型コロナウイルスの影響もありリモートワーク中心ではありますが、コミュニケーションが不足しないよう様々な工夫がされており、いつでもすぐに誰とでもやりとりができる風通しのいい環境かと思います。また、出前館エンジニアそれぞれが、自分が携わっているプロジェクトの意味・意義をしっかりと理解できる体制もあり、どんな効果があったのか?が目に見えてわかる環境でもあるので、働く楽しさややりがいも感じることができます。

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※新型コロナウィルス感染防止対策を充分に行った上、撮影時のみマスクを外しております。 ※チーム名は取材当時のものです。

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